2008年09月28日
甲州ブドウは生食用
甲州ワインと言えば甲州ブドウですが、
甲州ブドウでワインを造る、と言う事自体が、他の国のワインとは大分違います。
「ワイン用」として有名な赤ワイン用のカベルネ種や白ワイン用のシャルドネ種と何が違うかというと、これらは今書いているようにそもそも「ワイン用」のブドウ品種なのです。
甲州ブドウはそれらと違って「生食用」、そのまま食べるためのブドウ品種です。
ワイン用のブドウが食べられないわけではありません。
甲州ブドウでワインを造る、と言う事自体が、他の国のワインとは大分違います。
「ワイン用」として有名な赤ワイン用のカベルネ種や白ワイン用のシャルドネ種と何が違うかというと、これらは今書いているようにそもそも「ワイン用」のブドウ品種なのです。
甲州ブドウはそれらと違って「生食用」、そのまま食べるためのブドウ品種です。
ワイン用のブドウが食べられないわけではありません。
むしろ高級ワイン用のブドウなどは甘みの濃縮されたおいしいブドウです。
しかしワイン用のブドウは、粒が小さいうえに果皮が厚くて種があり、一粒二粒なら美味しいですが、一房食べるのは非常に面倒くさいものです。
これらは長い間、美味しいワインを作るために改良されてきたというのもありますが、ジュースを絞るため、ワインにするためのブドウです。先に挙げた食べにくい理由が、ワインの味の深さ、複雑さなどに繋がるのです。
甲州種は粒が大きくみずみずしい、食べるためのブドウです。実はこの「みずみずしい」点が美味しいワインを作るためにはジャマになります。事実、しばらく前まで甲州ブドウで造ったワインはさわやかな甘さとフレッシュな口当たりの、新酒ワインとたいして変わらないものでした。
ジュースに近い味わいのそれは、初めてのワインとしては入りやすいですし、酸味の苦手なお年寄りなどには人気があります。いまでも山梨土産として土産物屋で味見・即買いするには人気のタイプです。
しかし、どうしてもヨーロッパの本格的な味わいのワイン、いやカジュアルなタイプのワインと比べても、どうしても「ワインとしての味わい」は劣っています。また、何年寝かせたところでそれほど味も良くなりません。
甲州ブドウでも本格的な味わいのワインは出来るはず。と考えた山梨のワイン醸造家の若手達は、「美味しいワインを作るためにはワインのためのブドウ作りが必要」として、「ワインのための甲州ブドウ」を作る研究を重ねていったのです。
しかしワイン用のブドウは、粒が小さいうえに果皮が厚くて種があり、一粒二粒なら美味しいですが、一房食べるのは非常に面倒くさいものです。
これらは長い間、美味しいワインを作るために改良されてきたというのもありますが、ジュースを絞るため、ワインにするためのブドウです。先に挙げた食べにくい理由が、ワインの味の深さ、複雑さなどに繋がるのです。
甲州種は粒が大きくみずみずしい、食べるためのブドウです。実はこの「みずみずしい」点が美味しいワインを作るためにはジャマになります。事実、しばらく前まで甲州ブドウで造ったワインはさわやかな甘さとフレッシュな口当たりの、新酒ワインとたいして変わらないものでした。
ジュースに近い味わいのそれは、初めてのワインとしては入りやすいですし、酸味の苦手なお年寄りなどには人気があります。いまでも山梨土産として土産物屋で味見・即買いするには人気のタイプです。
しかし、どうしてもヨーロッパの本格的な味わいのワイン、いやカジュアルなタイプのワインと比べても、どうしても「ワインとしての味わい」は劣っています。また、何年寝かせたところでそれほど味も良くなりません。
甲州ブドウでも本格的な味わいのワインは出来るはず。と考えた山梨のワイン醸造家の若手達は、「美味しいワインを作るためにはワインのためのブドウ作りが必要」として、「ワインのための甲州ブドウ」を作る研究を重ねていったのです。
Posted by 大志 at 22:47 | Comments(0) | 甲州ワインについて
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