2008年09月15日

甲州ワインは世界が注目

国産ワインに世界中からアツイ目が注がれるようになりました。
国際ワインコンクールなどでも次々と受賞しています。

国産ワインと言えば甲州ワイン
現在こそ長野や十勝など他の地域もワインに力を入れてますが、何と言っても山梨は日本のワイン発祥の地です。

とはいえ、山梨のワインというと、ブドウ狩りのおみやげ向けの甘くて軽い口当たりのワインのイメージが強いのではないでしょうか?
世界が見つめる甲州ワインはそんなジュースのようなものではなく、シャブリをはじめとする高級ワインに匹敵する辛口での見応えのある、しかし日本オリジナルの味わいのワインなのです。

「地元民の地元知らず」とはよく言いますが、あなたは甲州ワインの本当の魅力を知っていますか?  


Posted by 大志 at 18:02 | Comments(0) | 甲州ワインについて

2008年09月15日

甲州ワインは2種類

甲州ワインは2種類あります。

一つは甲州地区、つまりは山梨周辺で造られたワインです。「甲州」と言う名前は武田信玄と共に全国的に知名度があります。勝沼や塩山などが合併して「甲州市」になった事でもわかります。
山梨一帯で造られたワインは広義の甲州産ワインです。山梨産ワインとも言われます。

もう一つは甲州ブドウで造ったワインです。日本固有の白ブドウ、甲州ブドウで造られたワインは競技の甲州ワインです。

近年はこの甲州ブドウから生まれたワインの評価が上がったことにより「甲州ワイン」と言えばほぼ「甲州ブドウ製ワイン」を指すようになってきています。山梨県ワイン酒造協同組合もアピールしていますので、近いうちに甲州ワインと言えば全て甲州ブドウ産ワインを指すようになるでしょう。

ただし、やはりブドウ狩りの帰りに買ってきた甲州ワイン、と言うと山梨県産ワインを指していることも多いようです。

「甲州」と言う、地域の名前と品種の名前とが同じことからごっちゃになりやすいのです。「甲州ワイン」が話題になったら、その人がどちらの意味で使っているのか考えてみましょう。
山梨の人間やワインを知っている人は「甲州種」そうでない人の多くは「甲州地方」を指しているはずです。  


Posted by 大志 at 18:24 | Comments(0) | 甲州ワインについて

2008年09月16日

甲州ワインは白ワイン

甲州ブドウは白ブドウです。

甲州種とも呼ばれる白ブドウから生まれる甲州ワインは全て白ワインです。
赤ワインやロゼワインは甲州ブドウからは作れません。

山梨県産の赤ワインを甲州の赤、と呼ぶ場合があります。
おみやげで買った人には「山梨の赤」と言うより「甲州の赤」と言った方がなんかありがたみがましますし、甲州印伝などと
ごっちゃになってもいるのでしょう。

山梨県は本格ワインの製造に力を入れている蔵元がケタ外れに多く、また、メルシャンをはじめとする老舗の大手も醸造所の本拠を置いています。

それらのワイン蔵は本格ワインの製造のため、自社畑や契約農家で本格ワイン用ブドウを栽培しています。
世界の高級ワインの元となる赤ワイン用の黒ブドウ、カベルネ・ソーヴィニヨン種やメルロ種、白ブドウもシャルドネ種を中心に高級ワイン用ブドウが栽培されています。これらの品種はフランスでシャトー・マルゴーやラフィットなどの高級赤ワイン、モンラッシェ、シャブリなどの高級白ワインを産みだし、世界中で素晴らしいワインの原料となっているワイン専用ブドウのエリート達です。

それらから生まれる「甲州地域産の赤ワイン」は確かにあります。しかし「甲州種で作った赤ワイン」は存在しません。

甲州ブドウからは白ワインしかできない。この辺はしっかり覚えておきたいところです。  
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Posted by 大志 at 15:09 | Comments(0) | 甲州ワインについて